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たいこうぼう りょしょう
太公望 呂尚

伝説の名軍師は親近感あふれるダメ人間?
重苦しい前置きストーリーと太公望登場時のギャップが凄まじ過ぎるのが殷周伝説。
流れだけ見れば封神演義に忠実な展開なので、
御大がウケを狙ったのかどうかは定かではありませんが、
私は腹を抱えて笑ってしまいました。これだけ威厳の無い大軍師もないだろうと。
しかもちょっと前まで凄く暗い話だったのに。
最初だけですけどね。しばらくしてからは名軍師としての力を発揮します。
ちなみに打神鞭とかは使いません。でも妖怪を祓ったりするくらいはできるみたいです。
あと普通に白兵戦が強い。
武吉とのやり取りで興味深いものがあります。
天候を一変させて敵軍を殲滅した策を見て、武吉は自分の師である太公望が仙人なのではと
疑いますが、太公望は自然現象を知っていただけと答えます。更には敵を恐れさせるために
このことは黙っておけとも。武吉はこれを聞きつつ心の中で、本当は仙人であることを武吉に
隠すために、それらしい説明をしただけなんじゃないかと考えこんでしまうのです。
このエピソードに続きやオチはありません。
普通に考えれば仙人なんて居ませんが、この話の根底が封神演義なら
太公望は仙人(正確には道士)ですからね。
この時点では殷周伝説が幻想的な要素をどれくらい許容しているのか分からないので、
いち読者としては考え込まざるを得ないというわけです。
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