イラストギャラリー横山光輝作品
殷周伝説(いんしゅうでんせつ)
※随時更新

ベースとなる作品はあっても、紛れもない横山光輝オリジナル
どちらかといえば原作付き歴史ロマンよりも横山御大オリジナル作品の方が好きな私にとって、
これは非常に楽しめた作品です。もちろん封神演義、史記、武王伐紂書を元にしたとはありますが、
そのどれとも同じ内容ではありません。とはいえ私は小説の封神演義しか読んだことはありませんが、
この封神演義は他の作品に道教や仏教、神々の要素を取り入れて作られた幻想小説です。
崑崙山の道士などは恐らく封神演義独自の登場人物でしょう。
これらの人物が登場しつつ、超常現象や伝奇的要素を極力廃した殷周伝説は
横山御大オリジナルの新作といって差し支えありません。
単行本のオビには真封神演義なんて書いてあります。
それはちょっと誤解を生みそうと思いつつも、元にした書物のなかでは
最も名前が通っていますから販促文句としては効果的です。
「横山光輝も封神演義描いてたのか」とか思った方は結構な数にのぼるのではないでしょうか。
ちなみにどれくらい封神演義と異なるかを封神演義既読者に説明するとしたら、
「宝貝は出てこない」といえば大体見当が付くかと思います。
(割と普通の武器としてアレンジされたものはいくつか出てきます)
※たまに質問されますが、殷周伝説は未完ではありません。完結しています。