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てんこうせい ろうし えんせい
天巧星 浪子 燕青

真打ちは遅れてやって来る
横山水滸伝では
盧俊義梁山泊入りのエピソードで登場するのみ。
横山版の後半はストーリーの本筋を追うだけで各好漢が主役を張る
寄り道エピソードはほとんどありません。このため燕青の見せ場もなくなっています。
しかしこの出番だけで忠義の士、燕青と正しい助言を聞き入れないで
破滅へまっしぐらなバカ殿、盧俊義の構図は充分過ぎるほど伝わってきます。
原典では
燕青は単なる忠義の士ではありません。一〇八星の中で最年少(年齢不詳の者も居ます)の
部類でしかも美形、さらに芸能に通じ、素手同士の戦いでは想像を絶する
強さ(もしかしたら鉄牛以上?)を発揮し、弩を取っては百発百中、そして何よりも頭がいい。
軍師タイプということではなく、人情の機微や先見の明といった本当の意味での
頭の良さを持ったキャラクター。あの鉄牛ですら彼をぞんざいに扱うことができません。
(鉄牛の性質上、無名の若造で新入りの燕青に遠慮する理由が見当たりません。
このことからも彼の凄さが伝わってきます)
天罡星三十六員の末席という目立つポジションからも、
意図的に特別な扱いを受けているのかもしれません。
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